こんにちは。
移動する整体師の、佐野のぶえ(のん)です。
タイのタイ古式マッサージスクール(ITM)に通うまでの、経緯・思い出を綴っております。
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夫「タイマッサージいいよ、タイに行って学んでおいでよ」
わたし「うん行ってみる」
ライトなノリで話が決まったのが2022年12月。
「ほんとに行く日が来るのかな」と思いながら、スクールやホテル検索をしているうちに、年が明けました。
▼おせちも作らなかった2023年のお正月
娘の受験も大詰めを迎えていました。
・絶対にミスがあってはならない出願準備(緊張で何度も胃が冷たくなった)
・娘の健康管理(といっても食事の栄養面だけ)
・コロナ感染絶対回避(志望校では、コロナに感染したら救済措置なし)
この3つの使命を果たすため、塾のお迎え・スーパーへの買い出し・オフィス出張整体以外は外出せずに、出願準備とごはん作りで、ひきこもっていたわたしに、1本の電話がかかってきました。
実家の母からでした。
肩こりがしんどいので、整体施術しに来てほしい、とのこと。
「いや、今、娘が受験前だから、わたし今ひきこもってんだわ、悪いけど、近くに鍼灸師さんとか、整体師さんいるよね」と一度は断りましたが、
めずらしく母が「のんちゃん(親にもそう呼ばれている)のほかに、あんなふうにほぐしてくれる整体はないさ」と食い下がってきたので、よほどしんどいのだろうと思って、日帰りで実家(静岡県)に行くことにしました。
次の週末、実家に帰り、ガチガチの母をほぐしました。
「ラクになった〜、動くようになった〜」という母と、お茶を飲みながら、お互いに近況報告。
▼近所の方から「娘さん、帰ってくるんでしょ」っておでんの差し入れ。美味しかった🙏
最近のちょっとした出来事から始まって、母が数年前の出来事を改めてつぶさに語る(もう何回も聞いてる)フェイズに入ってきた頃、わたしは「そういえばさ」みたいな感じで言ってみました。
わたし「パパ(夫)が、タイでタイマッサージを習ってきたら?って言ってくれたから、行ってこようと思うんだ」
「ひえー、子どもはどうするだね」と言われるかと思いきや、返ってきた言葉は意外でした。
母「行ってきな行ってきな」
後押ししてくれるのが、純粋に嬉しかったです。
その嬉しさがスイッチになったんだと思います。
何度も聞いてる母の話に相槌を打ってるうちに、言ってみたくなった言葉を、思い切って口にしました。
わたし「一緒に行く?」
母「・・・?!」
わたし「わたしが日中、マッサージ学校に行ってる間、ホテルでのんびりしてたらいいじゃん。で、朝と晩はいっしょに食事しよう」
母は、数秒、固まったあと「・・・う、うん、行く」
こちらもノリで行動する人でした。笑
かくして、わたしのタイマッサージ留学に、母が帯同すると決まりました。
母は生活に余裕があるわけではないけど、ここぞ!というときのための虎の子を使う決心を、この数秒でした模様。
母の表情に、ネガティブな思い出をループしてたときとは違う何かを感じて、それだけでわたしは自己満足。
「じゃ、まず、パスポートを取りに行かなくちゃね」とかニマニマして言いながら、なんだか、ひとりで行くよりもずっと楽しい気持ちになっていたのでした。
この日は、中学の同級生のとこに寄り道してから帰京。夜道が暗いw
帰りの電車に揺られながら「もう、行くかもしれないとか言ってられない、もう、わたしひとりの旅じゃない、実現しなければ」と腹をくくりました。
タイ行きが、妄想じゃなくなった日でした。
つづく
のぶえ(のん)
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